公演情報

第十一回 藤井昭子 演奏会

2010年10月15日(金)開催

10_1015.jpg

午後7時
会場:紀尾井小ホール
入場料:4,000円(全席自由)

出演者:藤井昭子、奥田雅楽之一、川瀬露秋、米川文清(出演順)
曲目:「尾上の松」、「蜑小舟」、「西行桜」

主催・問合せ:藤井昭子(03-6421-1514/メール
後援:財団法人日本伝統文化振興財団

公演目的・ひとこと:
 今回の公演は、地歌箏曲の古典継承に取り組む各派の演奏家を箏の共演者に迎えて開催致します。
 第1曲目には、宮城道雄(1894-1956)に師事した唯是震一師、中島靖子師の後継者である奥田雅楽之一さんの箏で、宮城道雄が箏を手付け、川瀬里子(1873-1957)の三弦との合奏で大正9(1920)年に発表して以来広く知られるようになった「尾上の松」を取り上げます。第2曲目は、久留米の宮原検校(?-1864)からの伝承に熊本の笹尾竹之一(1855-1938)が箏を手付けた「蜑小舟」を、私と同じ九州系地歌箏曲の継承者である川瀬露秋さんの箏で演奏します。第3曲目は、大坂の菊崎検校(?-?1795登官)の代表曲で、京風手事物に数多い優れた箏作曲を残す八重崎検校(1776?-1848)が箏を手付けた「西行桜」を、現代の古典伝承の第一人者である米川文子師の継承者、米川文清さんの箏で演奏します。(藤井昭子)