日本伝統文化振興財団賞 受賞者

第9回(平成17年)受賞者

今藤長龍郎

今藤 長龍郎(いまふじ ちょうたつろう)
《長唄三味線方》

[贈賞理由]
 今藤長龍郎は、長唄囃子方・唄方の家系に生まれ、現代を代表する各派名手の指導の下に長唄三味線方としての研鑽を積み、ここ数年その活動の場を目覚しく広げている。また、古典を現代に活かした新しい作品創造への取り組みも顕著である。
 日本伝統芸能界で今後将来大きく期待されるトップランナーとして、本年度日本伝統文化振興財団奨励賞を贈賞する。

[プロフィール]
1969年東京生まれ 今藤尚之を父に、藤舎流笛家元藤舎秀蓬を祖父に、叔父に藤舎名生、中川善雄を母方の叔父にもつ。4歳よりピアノを始める 1979年今藤綾子師に入門 1980年初舞台(「面かぶり」) 1985年四世家元今藤長十郎師より今藤長龍郎の名を許される(「吉原雀」にて名披露目) 1987年東京芸術大学音楽学部邦楽科入学。在学中、菊岡裕晃、田島佳子、味見亨、清元栄三郎、常磐津英寿、望月左吉、寶山左衛門の各氏に師事。 1991年卒業。父今藤尚之、叔父藤舎名生に師事。 以後NHK邦楽番組、洋楽番組、国立劇場、歌舞伎座、紀尾井ホール等に出演。 2003年秋、中村勘太郎、七之助、中村獅童丈による「錦秋花形歌舞伎」のタテ三味線を勤める。 2004年アテネオリンピック、シンクロナイズドスイミングデュエットフリー「ジャパニーズ・ドール」三味線パート演奏。 2005年日本舞踊海外公演、ロンドン、エジンバラ、パリにて上演。 現在、長唄五韻会同人、現代邦楽作曲家連盟同人、創邦21同人、国立音楽大学非常勤講師
<主な作曲・編曲作品>
◆舞踊作品作曲 「俊寛」(尾上左近(現松緑)) 「海女の后」(若柳吉優) 「赤穂の風」(西川扇蔵) 「照手山月」(松若寿多恵) 「若狭」(埼玉県東松山市委嘱) 「仇花火」(NHKBS「ジャパネスク」市川染五郎) 「熊谷蓮生」(西川扇蔵 2005年3月海外公演) ◆編曲 「サンフラワー」(中国ピアニスト、ユン・ディ・リー NHKBSジャパネスク三味線パート) ◆演奏会用作品 「ピアノ売」(唄、三味線、ピアノによる) 「女を論ず」(唄、三味線、笛、大鼓、十七弦による) 「乱風」(三味線、小鼓による) 「波のざわめき」(三味線四重奏曲) 「桜花神韻」(三味線二挺、小鼓による) など多数。

第9回ビクター伝統文化振興財団賞奨励賞 今藤長龍郎(長唄三味線)

VZCF-1019(CD)2,000円(税抜1,905円)
発売日:2005年5月25日