日本伝統文化振興財団賞 受賞者

第11回(平成19年)受賞者

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片山 清司(かたやまきよし)
《観世流能シテ方》

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[贈賞理由]

観世流能シテ方として、近年とくに顕著な活躍を示している。

幼少より今日まで厳しい研鑽を怠らず、優れた演能と能楽普及活動に尽力し、とりわけ舞踊家井上八千代との共演、能楽教室の開催、能の絵本制作など、古典を基盤とする新たな創造への取り組みにも意欲的で、その活動には各方面から大きな期待が寄せられている。

日本の伝統文化の明日を担う存在として、その活動は高く評価される。

[プロフィール]

能楽シテ方観世流。

一九六四年、九世片山九郎右衛門(人間国宝)の長男として京都府に生れる。祖母は京舞井上流四世家元井上八千代(人間国宝)、姉は五世家元井上八千代。幼少より父に師事し、長じて故八世観世銕之亟に教えを受ける。

一九七〇年「岩船」で初シテ。父と共に片山定期能楽会を主宰、全国各地で多数の公演に出演するほか、ヨーロッパ、アメリカなど海外公演にも積極的に参加している。また、薪能、ホール能など能楽堂以外での公演の制作・プロデュース、若年層のための能楽普及活動として、学校での能楽教室の開催、能の絵本『海女の珠とり』(「海士」)、『天狗の恩がえし』(「大会」)、『青葉の笛』(「敦盛」)の制作、映像を駆使した舞台制作、能舞台のCG化なども手掛けている。
一九九七年京都府文化賞奨励賞、二〇〇三年京都市芸術新人賞、二〇〇四年文化庁芸術祭新人賞を受賞。

現在、社団法人京都観世会理事、財団法人片山家能楽・京舞保存財団常務理事。